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研修から生まれるICT活用の実践 〜八王子市立元木小学校の事例紹介〜

弊社では、2021年4月から八王子市立元木小学校様で、ICT活用に関する研修を実施させていただいている。

今回はその様子のシェアを通して、学校でのICT活用のポイントを考えていく。

端末配備と活用を並行で進める

八王子市では、今春にWindowsタブレットの一人一台配備が実現。GIGAスクール構想による端末整備という点で第一歩を踏み出した。

しかし、まだ端末の活用という点では多くの余地が残っている。そこで、元木小学校で様々な事例紹介や活用スキルの研修を、弊社が担当することになった。

研修テーマに関しては、その時点で学校として必要な内容を元木小学校の方で検討。

その内容を受けて、弊社が元木小学校専用に研修を設計していく。

初回は4月26日。全教員にGoogleアカウントが配布された前提で、Google Classroom・Google Jamboardの活用研修と、カメラ機能の使い方事例の紹介を行なった。

研修スタート。それぞれが目の前の端末で作業する実習形式の研修だ

実習形式で「慣れながら習う」

研修前半はGoogle Classroomの研修を行なった。

先生方であっても、一方的に話を聞くのはつらいもの。ICTは実際に使ってみることで慣れていくものでもあるので、弊社の研修は基本的に実習形式にしている。

使い慣れた先生もいれば、4月から本格的に触れ始めたという先生もいて、当然ながらスキルは様々。そこで実習を通して学び合い・教え合いを促し、短時間でそのスキル差を埋めつつ研修を進めていく。

グループで演習に取り組む。Classroomでクラスコードを見せ合う様子も

Google Classroomは多機能で、クラスを通して課題や小テスト、画像や動画、YouTubeリンクなど様々なものを簡単に共有することができる。

各機能を実習を通して確認しながら、実際にそれらの機能をどのような場面で使うかを紹介しながら進めていく。先生方も作業を一つ一つ確認しながら、真剣に話を吸収していた。

 

研修後半はカメラの使い方の事例共有と、Google Jamboardの使い方研修を行った。

カメラを使ったゲームの事例を紹介

カメラについては、手軽に使えることから全国的に活用事例も多い。一方で低学年の児童が使い方を把握するのが難しい、という声もある。

そこで、楽しくカメラの使い方を覚えられるようゲームにした事例を紹介した。

みんなでタブレットを持って図書室や公園に行き、お題に沿った写真を撮って並べるゲームだ。遊び感覚で使い方を学ぶことができ、非常に評判の良い事例である。

生徒も教員も一斉にスタート

続いてGoogle Jamboard研修は実習形式。まずは画面にQRコードを用意して、それを手元のタブレットで読み込んでもらうことからスタートした。これによって教員は自然とQRコードの読み込み方を会得することもできる。

QRコードを読み込む先生たち。読み込むことでJamboardが開かれる

ここでも実習形式で、Jamboardの機能を実感できるようグループごとに1枚フレームを用意し、自由に書き込んでみるよう伝える。すると各グループで付箋・テキストボックス・図形・背景変更など、全ての機能を余すことなく試してみてくれた。

Jamboardの研修でも隣同士で質問しあったり教えたり、という場面が見られた

研修後のアンケートからは、「具体的にこの場面で使いたい」「さっそくこういう使い方を始めた」という意見や、「もっと踏み込んだ内容を教えて欲しい」「実践例の研修を受けたい」という前向きな声も多くいただくことができた。

生徒も教員も、ICT活用に関しては一斉スタートなのだ。

実際に教員が使ってみて、教えあって、学んでいく。これによって初めて、新たなICT活用が生まれていくのではないだろうか。

研修中の様子とアンケートから、教員の方々の前向きな姿勢、「より良い教育を作りたい」という意欲を強く感じる機会を持てたことに感謝したい。

 

今後もこのような形で研修事例をお届けしていく。

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